地元小学生が農地見学に来ました。

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こんにちは!Agrinosの中野です。
ここ最近、朝晩が一気に冷え込むようになりましたね。
山も少しずつ色付き始め、紅葉シーズンの始まりを感じています。
同時に、ゆずの旬の季節も近づいてきました!
私たちが栽培中のゆずの木はまだ小さく、完熟した実の収穫ができないので、町内農家さんのゆず収穫体験へ参加させていただこうと計画を立てています!

さて、町内の皆さまや関係各所にご理解・ご協力をいただきながら進めております弊社の耕作放棄地再生活動ですが、ありがたいことにこの度、見学希望の申し出をいただき
1) 学生の卒業研究調査協力
2) 地元小学生の社会科見学
上記を実施いたしましたのでご報告させていただきます!

■卒業研究調査

9月30日(水)、卒業研究調査のために大学生Nさんが川根本町の農地にお越しくださいました。Nさんは静岡県内のご出身で大学では農業系のゼミに所属、耕作放棄地の再生活動について研究しているとのこと。


「耕作放棄地の再生に向けた課題、今後の対応策」というテーマで研究を進めており弊社の取り組み内容や、活動が地域へ与える影響などについて実際に農地を見て回りながら調査されました。耕作放棄地再生までのプロセス、直面した課題、その対応策、今後耕作放棄地を再生する人へのアドバイス等、昨年からこの町で実際に再生活動に取り組んできた経験があるからこそ、強い想いを持って伝えられることがたくさんありました。
※プロセス、課題については前記事参照

また、地域住民さん(前回のブログに登場したIさん)からNさんへ、活動内容やこの活動にかける想いについて直接お話いただくことができました。私たち企業と、受け入れてくれた地域住民さんの両当事者の口から活動について伝えることができ、より理解を深めていただくことができたようで良かったです。
※Iさんの想いについてはこちら

Nさんが耕作放棄地の再生活動に興味を持ったのは、耕作放棄地を花畑に再生するという地元での取り組みを知ったことがきっかけとなったそうです。
私たちのこの活動も、誰かの興味のきっかけになってくれたら良いなと感じながら、そうなれるように一層努力しなければ、と気が引き締まりました。

■社会科見学

10月5日(月)、地元の中川根第一小学校の3年生が社会科見学に訪れました。
弊社の活動や町の現状をただ知るだけでなく、自分たちの住む町の未来について考えてもらうことを目的として下記3点のミッションを設定しました。

<目的を達成するための体験内容とそれぞれのミッション>
「見る」「触れる」「聞く」の3つの体験をしてもらう。

①町の現実を見て、課題点について考えてもらう。・・・「見る」
⇒本来あるべき姿の「茶畑」が耕作放棄地と呼ばれる荒れた姿になっているところを目で見て川根本町の抱える課題の一つを実感してもらう。
②町の主産業である農業の難しさ、楽しさを学ぶ。・・・「触れる」
⇒子どものゆず(幼木)を大人のゆず(成木)にするために必要な「未熟なゆずの実を取り除く」体験で農作物に触れてもらう。
③町の再生のために活動する者の想いを聞く。・・・「聞く」
⇒町の再生活動について同じ町の出身者、故郷となる者の目線で話し聞かせる 。
「活性してもらう側(町)」と「活性する側(企業)」を知る当事者の気持ちを知る機会にする。

「地元である川根本町のことが好きか」という問いかけをした際に、子どもたち全員が口を揃えて「好き!」と即答してくれたことが今回の社会科見学で一番印象に残っています。心が温まりとても嬉しい気持ちになりました。


どんな取り組みにおいても、根底にある「好き」という気持ちが一番大切であると考えます。好きだから興味を持つし、好きだからこそそのために何ができるのかを考えられると思っています。川根本町の人口が減っている理由は何だと思うか?どうしたら人を増やすことができると思うか?


こうした問いかけに対し一人ひとりに意見をもらって全員でじっくりと考えることができ、この町の未来を担っていく子どもたちと大変貴重な時間を過ごすことができたと感じました。子どもたちの考える「未来」に少しでも影響を与えられたら嬉しく思います。

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■農地見学の実施を経て

弊社の活動に興味を持って話を聞きたい、と訪問していただけることがとてもありがたいですし、活動について繰り返し話をする中で私自身の中にあるこの活動への想いと改めて向き合うことができ、良い経験をさせていただけたと感じています。


こうしてお声がけいただくことが増え、昨年から始めた弊社の取り組みを少しずつ町内外に広められていること、そしてその過程に携われていることを大変嬉しく思います。川根本町を含め、耕作放棄地の課題は全国の地方が抱える共通課題です。弊社の活動が皆さまにとって、こうした課題に目を向けていただけるきっかけになることを願います。

■本件に関するお問い合わせ先
企業名 :株式会社Agrinos
担当者名 :中野 菜穂

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