こんにちは!Agrinosの中野です。
早いもので、年が明けてから既に1か月半が過ぎ、あっという間に2月も半ばになりましたね。
Agrinosとしては2021年最初のブログ更新です。
本年もどうぞよろしくお願いいたします!
先日、川根本町内にある「川根高校」の生徒さんに農作業をお手伝いいただきましたので、その様子をご紹介させていただきます。
■作業内容とボランティア経緯について
今回、生徒さんには「ライムの防寒作業」をお手伝いいただきました。
<防寒作業について>
現在私たちがテスト栽培を行っている「ライム」。(テスト栽培に関する記事はこちら)
インドやマレーシアなどの温かい地域を原産地とする「ライム」は耐寒性が低く、寒さの厳しい川根本町の冬は、ライムにとっては厳しい環境と言えます。
そこで、少しでも冬の寒さや風を防ぐため、防寒対策としてネットや布をライムに巻き付ける作業を行うことにしました。
<ボランティア経緯について>
当初、私一人で防寒対策を行っておりましたが、250本あるライム一本一本への防寒作業はなかなか終わりが見えず、悩んでいました。そんな時、地元の川根高校で「魅力化コーディネーター」を務める伊神さまにご相談させていただいたところ、高校生にボランティアを募ってくださり、農業に興味を持ってくれた生徒5名の参加が決定しました。
■生徒の皆さんについて
生徒の皆さんは農業に対して好奇心を持ち、楽しんで作業に参加してくれました。
・葉っぱについている虫について
・防寒の目的について
・いつ植えたのか、成長速度について
等、気になったことはすぐに質問してくれ作業に取り組んでくれる姿勢がとても嬉しかったです。
私の方が植物の知識を教わる場面もあり、とても頼もしい生徒さんたちだと感じました。
また、川根高校には町外からの留学生が多く、寮生活をしている生徒さんに川根での生活について聞いてみると「とにかく人が面白く、温かいから魅力的だ」と笑顔で川根の良さについて話してくれたのが印象的でした。
■農作業を体験してみて
実際に作業を体験した生徒さんからは、「食べ物を作るために、大変な作業をしてるんだな。これは食べ物を残せないですね。」という感想が!
作業を体験して初めて、自分たちが口にしているものが作られる過程や大変さを知り、新たな気づきを得られたようでした。まずは農業を知ってもらったり、興味を持っていただけたりするような、こうした場の創出が私たちに今できることの一つであると改めて感じられた貴重な機会となりました。
実際にライムの実がなる3~4年後にまた、今度は収穫のお手伝いが出来ると良いね!という未来の話で盛り上がることもできました。生徒さんたちが世話をしてくれた苗木が成長し、大きくなって実をつけている姿をまた見てもらえるように大切に育てています。
最後にお礼としてゆず商品をプレゼントさせていただきました。
川根高校の皆さま、ありがとうございました!町内外問わず、「教育」の一環としてもこれから学校や専門機関との連携を進めていき、農業や町に興味を持ってくれる、次世代を担っていく若者が増えたら嬉しく思います。
ご興味ある方はぜひご連絡くださいませ。
寒い日が続きますが、皆さまも防寒対策をして温かくお過ごしくださいね。
それではまた来月お会いしましょう!
■本件に関するお問い合わせ先
企業名 :株式会社Agrinos
担当者名 :中野 菜穂